2016年08月04日
利用者のQOLの向上を考える!介護職がケアするときに大切なポイントとは
英語の、Quality of Lifeの頭文字をとったキーワードQOLには、生活の質や生命の質、という意味があります。介護職としてできることに視点を当てながら、利用者のQOL向上をめざしていきましょう。
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QOLの難しさについて
生活の質には、人間らしい生活、満足できる生活、人としての尊厳が守れる生活、というような意味合いがあります。介護士が適切なケアを行うことで、利用者にとって満足の行く生活のサポートをすることができるでしょう。ですが、本人にとっての幸せを理解して、実践するのはなかなか難しい面がありますので、工夫して取り組んでいくことも大切です。
QOLの向上に役立つポイント
QOLの向上では、身体的な苦痛を取り除く、活力のある毎日で日々に生きがいを感じてもらうなど、いろいろなポイントを挙げることができます。単なる押し付けのケアではなく、本人が望んでいることかどうか、ということも意識してみましょう。利用者の視点に立って共感しながら、利用者にとっての生活の価値を見出していくこともポイントです。そのためには、利用者の意思表示に耳や目を傾け、自己決定を尊重することも大切にしてみましょう。
ADLとの関係
QOLの向上と合わせて、よく挙げられるのが、日常生活動作を意味するADLです。ADLが向上することで、QOLの向上につながることも期待できるでしょう。自分のことを自分でできるだけやれるようになることは、利用者の満足度アップに役立つことがあります。やりたいときにやりたいことができる生活を、介護ケアを通して提供できると良いですね。