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2017年03月24日

看護師と介護士が対立してる?職場で良好な関係を築いて協力するためのポイント

看護師

介護施設などでよく耳にするのが看護師と介護士との対立に関することです。対立をむやみにあおるような施設はないとしても、このことは介護施設で働くスタッフの共通の悩みとも言われています。介護施設でも規模や種類によって看護師などの医療職や理学療法士、言語聴覚士など、様々な専門職が同じ職場で働くケースはとても多いのです。介護士は利用者の介護に関するプロで、看護師をはじめとする医療職は医療に関するプロです。それぞれに自分の専門分野に関する深い知識を持ち、そこに経験も加わることで独自の視点を持っているものです。

介護業界は慢性的な人手不足が深刻で介護職も看護職もどこの施設にとっても貴重な人材なのですが、それぞれが対立することなくお互いの知識を共有して協力する事ができなければ、人手不足の現場はさらに深刻な状態におちいってしまう心配もあります。どうすれば異なる職種同士が良好な関係で働けるのか、それぞれがしっかりと考え、実践することが求められます。

介護士と看護師が対立してしまうのは何故?

程度の差こそあれ、どこの介護施設でも介護士と看護師の対立構造があるといわれています。それぞれ違う職種ではあっても利用者に対する思いは本来は同じなはずなのですが、もともと所有する資格に差があり、給与条件なども異なる上、看護師は生活を制限してでも病気を治すことを優先しがちで、介護士は利用者の気持ちに沿った生活をメインに介護をすることを優先にすると言う違いがあります。

介護の仕事を行ううえで、医療知識のある看護師が担う役割はとても大きいのは確かです。介護施設の中にはかなりの好条件での看護師の求人も多く、待遇面での格差が両者の溝をさらに深くしている要因のひとつともなっています。給料面での待遇や取得している資格の違いはあっても、看護師のほうが介護士よりも立場が上だという認識を持つことは、結果的に看護師が介護士に対して威圧的に接することに繋がりやすく、介護士のなかには看護師に対して劣等感を抱きながら仕事をしているという人も少なくありません。

看護師と介護士それぞれの言い分

医療分野の人材の不足から、近年は介護施設で行う仕事の中で介護士にも医療行為の一部が認められたことなどもあり、以前に比べて介護士の医療分野への介入が進みました。その結果本来は看護師の役割の部分にまで介護士が口を出すケースも増えているようです。しかし、看護師のほうが介護士よりも立場が上だという認識の人も少なからず居り、看護師からは常に上から目線で物を言われると不満に感じる介護士もいます。

また、介護士のほうが看護師の指示を無視して自己判断で医療分野に介入することに強い不満を感じる看護師もいます。もともと看護師は医療面を重視したケアを、介護士は生活面を重視したケアを目指すことからお互いの反発が生まれるうえ、介護現場では看護師と介護士の仕事の境界線がわかりにくい面があることが人間関係の悪化に繋がっているといわれています。

看護師と介護士が良い協力関係を築くためのポイント

そもそも、看護師と介護士の対立には、それぞれの仕事に対するプライドが大きく関係しています。看護師は医療面での視点を、介護士には利用者の快適さや家族の関係も考慮する視点を、それぞれの専門職として違った視点で介護に当たるためには、まずはそれぞれの意見を尊重すると言う姿勢でお互いに接することが大切です。

また、介護士のほうから看護師に意見を言うときには、きちんと根拠を示す事が大切です。根拠を示した上で相談するというスタンスで接するとスムーズな対応が出来る可能性が高まります。また、看護師も介護士も、たとえ仕事上で意見が対立することがあったとしても、仕事とプライベートとは完全に切り離して考える事も大切です。一歩職場を出れば一人の人間として接することでお互いが少し分かり合えるきっかけを見つけられるかもしれません。

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