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2016年07月25日

特別養護と有料の老人ホームで介護士が働く時の違い!業務内容や設備に注目

介護

介護士が働く現場には、多種多様なものが存在します。その中で同じ「老人ホーム」と名がつく施設でも、「特別養護老人ホーム」と「有料老人ホーム」にはどのような違いがあるのか、一般の方には分からない部分もあるかと思います。そこで今回は、特別養護老人ホームと有料老人ホームについて、介護士のそれぞれの業務内容や、設備に関して比較していきたいと思います。

特別養護老人ホームについて

通称「特養」とも呼ばれるこちらは、在宅介護が困難となった要介護者が介護支援を受けながら生活する施設で、終の棲家としての位置づけとなっています。平成27年度の法改正により、入居対象者が要介護3以上となり、重度の介護を要する方のみが入居可能となりました。

介護士の業務内容は?

介護保険法を基とした業務内容で、入居者の身体的介護をすることが主な仕事内容です。リハビリ色は他の施設に比べ薄く、日々の生活に寄り添う介護が中心となります。入居対象者が要介護3以上ということもあって、介護業務としてはなかなかハードといえますが、介護士自身のスキルアップの場としては最適ともいえ、新人介護士が初めに選択する職場として、選ばれることが多い傾向にあります。

設備面は?

昔ながらの施設も多いため、有料老人ホームに比べ、設備面では劣る施設もあるようです。基本となる従来型の特養では、4人部屋となる相部屋を取り入れる施設が多いですが、利用者同士のつながりも増えてアットホームな環境といえますし、集団生活を好む利用者には、こちらの方が適しているといえるでしょう。

そしてここ最近は、全個室が基本となる「新型特養」「ユニット型特養」と呼ばれる、少人数単位で支援する特養も新たに増え、さらに手厚い介護を特色としています。特別養護老人ホームも、利用者のニーズに応じたさまざまな形態があるようです。

有料老人ホームについて

まだまだ元気なお年寄りから介護が必要なお年寄りまで、生活支援を受けながら暮らすことができる施設が、こちらの有料老人ホームです。主に「健康型」「住宅型」「介護付」の3種に分類され、「健康型」「住宅型」は比較的元気なお年寄り、そして、「介護付」は介護を要する方が入居するのに適しています。

介護士の業務内容は?

要介護の方のみならず、要支援や自立の方も入居されており、介護業務としては、他の施設に比べソフトなものとなるようです。身体的介護の頻度が少ない分、入居者の生活支援が中心で、入居者の話し相手となったり、入居者同士にトラブルが起きた際の仲裁役なども、必要な業務となります。また、特養に比べレクリエーション等のイベントがバラエティ豊か、というのも傾向にあり、ショッピングによる外出や、ボランティアを受け入れてのコンサートなど、セッティングにも少々力を入れる必要があるようです。

設備面は?

比較的新しい施設が多く、特に大型の施設は外観、内観ともに充実した設備となっていることが多いようです。有料老人ホームといえば、一昔前は高級感を演出した富裕層のための施設、というイメージでした。(もちろん、今でもそのような特色の施設も存在しています。)しかし、ここ最近は初期費用がかからない施設など、リーズナブルを特長とした老人ホームも数多くあり、月々の入居費用も、施設によって大きな開きがあります。

まとめ

特別養護老人ホームと有料老人ホーム、それぞれの介護士の役割や、施設のシステムについて、その違いをご紹介いたしました。設備に関しては前項でもご紹介しましたが、どちらも、近年では利用者のニーズに応え、あらゆる形態から選ぶことができるようになりました。そして介護業務を比較すると、施設ごとの違いもあり一概にはいえませんが、大きく分けて以下のようになります。

特別養護老人ホーム

  • 身体的介護が中心となる
  • ハードだが、自身のスキルアップには最適

有料老人ホーム

  • 施設形態にもよるが、身体的介護よりも生活支援が多い傾向
  • 元気なお年寄りからのクレーム対応やトラブルの仲裁などで、精神的に大変なケースも

入居されている利用者の平均介護度に大きな違いがあるため、やはり介護の面としては、それぞれ特徴が異なってくるようです。ご自身がどれだけスキルアップしたいか、またライフスタイルに合っているのはどちらの施設か、こちらを参考に十分見極めた上で、職場選びに役立てていただけたら、と思います。

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