2016年07月04日
月収や年収はどれくらい貰えるの?介護士の気になるお給料事情に迫る
働く以上はやっぱり気になる「介護士のお給料」ってどれぐらい?
ヘルパー、介護士、社会福祉士、介護に関する仕事といっても様々な職業が思い浮かんでくることでしょう。どれも介護において大切な仕事ばかりですので、どれが特別すごい・すごくないというものではありません。それぞれの働きがあってこそ、介護職というものは成り立っていきます。この超高齢化社会に突入している日本では、今最も注目されている職業のひとつがこの介護職になるわけですが、実際のところはその仕事内容や具体的なことに関しては「何となくそんなイメージ」程度しか持たれていないことが殆どです。
例えば仕事内容に関しても、高齢者の方などをお世話する、というのがおおざっぱなイメージではないでしょうか。確かにそれは間違っていませんが、在宅介護か高齢者向け介護施設など、そういった「介護する場所」によってもその内容は少しずつ違いがあります。出来る範囲も限られていることが多いなど、実は介護とひと言で言っても思っている以上のことが出来ないことも多いのです。
そして働く以上多くの方が気になること、と言えばやはり「お給料」ではないでしょうか。ニュースなどでも介護職は過酷である、厳しい条件だ、などネガティブなイメージばかりが先行しており「給料は安いが仕事はきつい」という印象をお持ちの方も少なくありません。果たしてそれは事実なのでしょうか、少し詳しく給料事情について調べてみました。
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気になるお給料はどれぐらい?一般的な年収と給料について
まず結論からいって、決して介護職は給料がいいとは言えません。むしろ全体の中で比べてみても安い方だといっていいでしょう。およその目安ではありますが、手取りで大体15〜17万円前後、年収にすると250〜400万前後というのがごく一般的なお給料になります。日勤だけである場合ならまだいいのですが、施設によっては夜勤がある、日曜祝日も出勤しなければならない、このように肉体的にも精神的にもタフであることが要求されます。こういった点を見ても「介護職に給料を期待して就く」という考えはあまりおすすめできません。
ただしこれはあくまでも一般的なデータであるため、環境や条件の良い施設ももちろん存在しています。大切なのは給料がいかほどであるか、ということもですが「自分がより働きやすい環境で働けるか」ということも重要です。給料ばかりがよくても、自分の体をぼろぼろにしながら働くのでは何の意味もありません。まず大切なのはその給料は自分自身が最低限満足できるラインなのか、あとは自分が満足して働くことが出来るのか、ということなのです。
今後も見直しが期待されているけれど?
ただずっとこのままの状況が続くというわけではありません。今現在、介護職についての重要性は注目されるとともに、大きく改正していく見込みもあると言えるでしょう。需要がなくなる分野ではありませんし、今後伸びていく可能性も期待できます。国全体として大きく見直しされていくはずですので、是非これから注目していきたい所です。
やはり労働に対しての対価というものは必要となります。頑張ったら頑張っただけ報われる、そのシステムは仕事において非常に重要なものです。特に過酷な条件や仕事内容が取り上げられることの多い介護職においては改善できる点がたくさんあるため、それが一つずつクリアされればかなり未来は明るいように思われます。そのためにも働く人が常に誇りを持っていること、介護職というものに対して紳士に取り組んでいく姿勢が問われます。
今後もますます需要が高まっていく分野、給料など様々な面で改善されるのを期待していきましょう。