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2016年10月11日

ユニットケア施設で働く介護士の仕事内容!転職先としてのメリット・デメリット

指をさす女性

高齢化社会が進むにつれて、介護士が働くことができる現場の環境も色々と変化を遂げています。そんな中、今注目の現場が「ユニットケア施設」ではないでしょうか。

ユニットケア施設とはどういうところなのか?また、介護士として仕事をするにあたってのメリット・デメリットについてまとめました。

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ユニットケア施設ってどういうところ?

新しく開設される特別養護老人ホームなどの介護施設では、「ユニットケア」と呼ばれる手法が増えてきました。これは、従来の「多くの方を効率的に介護する」という考え方から、「個々に充実した介護を受けてもらう」という考え方に変化があり誕生したシステムです。

施設の利用者には「個室」が与えられ、一人の時間を過ごしたい時には個室で過ごしてもらいます。ですが、スタッフや他の入居者との交流をする際には「共同生活室」に移動して過ごすことができます。入居者を10人程度のユニットに分けて、固定で配置された介護スタッフや入居者との交流ができることから「ユニットケア」と呼ばれています。

個人の時間、他の方と関わる時間を大切にしながら、365日・24時間体制の介護を受けることができるとあり、人気もあります。現状では、まだ施設全体の3割程度しか「ユニットケア施設」がありませんが、今後はこうした施設が増えていくことでしょう。

ユニットケア施設で働くメリット・デメリットは?

ユニットケア施設は入居者にとっては、個人のプライバシーを尊重しながら他者との交流がはかれる、とても素晴らしい空間となります。ですが、その現場で働く介護士にとってはどうなのでしょうか?

介護士の立場からユニットケア施設のメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

まず、入居者に個室があることで、一人一人の入居者に寄り添った介護をすることができることが挙げられます。一人一人の希望や要望を聞き、その方に合った介護を提供できるという点では、介護士としてのやりがいも出るでしょう。

24時間体制の施設が多いため、勤務する職員の数・職種が多くなります。そういった他のスタッフの仕事を間近で見ることができる機会が増えるので、介護士として良い経験を積むことができるのが特徴です。

高齢の入居者の中には、認知症を患っている方もいらっしゃいます。特に徘徊をされる方がいると、介護スタッフは大変になりがちです。ですが、ユニットケア施設に入居する認知症患者さんの多くは、あまり徘徊をしないというデータがあります。これは、与えられた個室に「自分の家」という認識がしっかりとできるからということが考えられます。自分だけの落ち着いた空間を持つことで、認知症患者さんの介護に良い影響が出ていると考えられます。

また、万が一施設内で感染症や伝染性の病気が発生しても、施設内に病気が蔓延するようなことがありません。個室での管理がきちんとできていれば、介護スタッフにも感染する可能性は低く抑えることができます。

デメリット

効率の良い介護を求めがちな介護士にとっては、入居者一人一人の個室で介護をして歩く、というのは少し非効率に感じられることもあるでしょう。また、個室での介護は何かと問題も起こりがちです。そうしたトラブルを上手に回避できる方であれば、特に問題はないでしょう。

24時間体制の施設が多いため、介護士はシフト制の勤務となり夜勤があることを知っておきましょう。中には、日勤専門スタッフ・夜勤専門スタッフという分け方をしている施設もあるかもしれませんが、夜勤を覚悟しておく必要があります。

小さな「ユニット」という集団の中で日々の生活を送るため、万が一入居者同士でトラブルが発生したり、他のスタッフと気が合わないなどがあった場合には、配置転換がすぐになされない場合があります。顔なじみになって親しくなれる機会も多くありますが、反面、一度信頼を失ったりすると、後々勤務しづらくなってしまう可能性があります。

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