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2016年06月12日

夏は保育士が注意したい危険がいっぱい!夏の危険性から子どもを守ろう

夏に咲く花

太陽がまぶしい夏は、子どもも大人もうきうきとした気持ちにさせてくれます。水遊びや虫取り・花火など、楽しい遊びも盛りだくさんです。保育園でも、夏ならではの保育内容を設けているのではないでしょうか?そんな夏の保育をより楽しく安全に進めるために、夏の保育において気をつけたいことについて、ご紹介します。

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夏の保育で気をつけたいところは?

夏の保育は、危険なことがたくさんあります。意識していないと、思いもよらないトラブルを招いてしまうこともあるため、危険な箇所を把握しておくことが重要です。

虫さされなど

夏は虫取りを楽しむ子どもも少なくありません。しかし、街にひそんでいるのは、害のない虫ばかりではありません。夏になると、危険な虫が活発になります。中でも蜂による被害は注意が必要です。蜂の巣は、思いもよらないところにできていることがあるため、蜂にいたずらをするつもりはなくても、知らないうちに蜂の巣をつついてしまい、蜂に襲われることもあるのです。屋根の軒下だけでなく、遊具やベンチの影に蜂の巣ができていることもあるため、子どもが遊ぶ前には巣の有無や巣の場所を把握したり、場合によっては遊ぶ場所を変更したりという対応をすることも必要になります。

水遊びでの事故

夏になると、園内でプールや水遊びをすることも多いと思います。そんなときに注意したいのが、水遊びによる事故です。子どもにとっては、1センチほどの浅い水たまりであっても、事故に繋がってしまうこともあるのです。特に乳児に水遊びをさせる際には、子どもひとりひとりから決して目を離さず、常に子どもの様子を把握しておきましょう。また、年齢の高い子どもであっても、なんらかのトラブルでおぼれてしまうこともあります。保育士は、水遊びをしている場所全体を見渡せるように、常に立ち居地や姿勢などにも気を使うようにしましょう。

熱中症や熱射病

暑い季節によく起こるトラブルのひとつが、熱中症や熱射病です。外遊びの際には帽子をかぶせることや、年齢の小さな子どもはできるだけ日陰で遊ばせるようにしましょう。外遊びの際だけでなく、保育室で遊んでいるときにも、熱中症に陥ってしまうことがあります。保育室に冷房器具がない園も少なくないと思います。そのような場合には、窓を開けて常に外気が入るようにしましょう。また、こまめに水分補給をすることを徹底しましょう。

あせも

夏は、お肌の敏感な子どもや、年齢の小さな子どもの場合、あせもができやすくなります。あせもは、酷くなるととびひや皮膚炎になってしまう可能性があります。必要に応じて、シャワーを浴びさせたり、沐浴をしたりすることで、肌を清潔に保つことが重要です。保護者からお願いされている塗り薬などがあれば、こまめに塗るなどして、スキンケアにも注意をはかりましょう。

遊具でのやけど

意外と盲点なのが、遊具でのやけどです。夏の強い日差しをあびた遊具は、鉄板のように熱くなってます。特に、滑り台やうんてい・ジャングルジムなど、鉄やアルミでできた遊具は熱をためやすく、急に触るとやけどをしてしまうことがあります。遊ぶ時間を夕方などの涼しい時間帯にずらしたり、危険な遊具では遊ばないように促したりとその都度対応しましょう。また、コンクリートなどの地面が熱くなっていることもあるため、裸足で歩かないようにすることも重要です。このように、当たり前だと思っていることだけでなく、予想外の部分でトラブルが起こってしまうことも少なくありません。子どもにトラブルが及ばないように、注意しましょう。

過度な日焼け

子どもは紫外線の影響を受けやすいので、注意しておく必要があります。過度な日焼けは火照り、痛み、皮剥け、炎症など重症化しやすいので、夏の外遊びなどは十分な注意が必要です。ただし、紫外線が強い夏の間ずっと園内で、というのもなかなか難しいと思うので、外に出る時間帯はどれくらいの時間外に出るかについては、専門的な意見も取り入れながら慎重に決定するようにしましょう。

感染症

夏に気をつけたい子どもの感染症があります。例えば手や足、口内に米粒大の水疱ができる手足口病や、アデノウイルスが原因のプール熱(咽頭結膜熱)、急な高熱と口内の水疱が特徴のヘルパンギーナなどがそれにあたります。ほかにも溶連菌感染症も春から秋の間に発症しやすいので、それぞれ適切な予防対策と、万が一発症した際には、早めに小児科を受信する必要があります。

脱水症状

子どもは自分が脱水症状になっていることに気づきにくいので、周囲の大人がしっかりと配慮しなくてはなりません。脱水症状の見分け方は、「食欲がない」「泣いても涙が出ない」「いつもより睡眠時間が多い」「熱があっても汗が出ない」「尿が少ない」「尿の色が濃い」「口や鼻の中がいつもより乾く」などがあります。子どもは体温の調節機能が発達していないので、夏はもちろんのこと、普段から水分補給を心掛けておきましょう。

安全に夏を楽しもう

夏は、心も体も元気になる季節です。しかし、その裏には危険がたくさん潜んでいます。子どもたちが安心して夏を楽しめるように、保育士は常に環境を整え、注意を配りましょう。

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