2016年08月18日
ブラックな介護施設の見分け方!転職で注意したい特徴やポイントとは
最近「ブラック企業」という言葉をよく耳にしますよね。介護業界にもブラックな施設が存在するんです。「これから頑張ろう!」と思って就職や転職をした介護施設が、いざ働いてみるとブラックな介護施設だった、なんていう可能性がないわけではありません。ブラックな介護施設を見分けるには、どうしたらよいのでしょうか。
目次
求人情報を細かくチェック
絶えず求人情報を出している施設は、離職率が高いということです。待遇が悪い、もしくは人間関係が悪い、という可能性大です。また、あらかじめ退職者が出ることを前提として、好条件を提示している施設もありますので、他の施設と比べて、給与が高すぎる場合にも注意が必要です。
参考:人間関係の悪い施設を見抜くために!介護士が転職の職場選びで注目したい点
面接時にチェックすること
面接は、ブラック施設を見分ける絶好の機会です。しっかりチェックしてくださいね!
面接官の態度
面接は、役職者や組織の上層部の人が行います。つまり、一緒に働く可能性が大きい人、これからかかわっていく施設の人たちなのです。面接官の態度が威圧的だった場合、反対に無気力だった場合、あなたは一緒に働きたいですか?一緒に働いてパワハラを受けた、何も教えてくれない、なんてことがないように、面接官の態度や人柄をチェックしましょう。
スタッフの表情や態度
現場を見ることができる場合は、スタッフの表情や態度を見てみましょう。会話や笑顔がなく、ただただあわただしく走り回っていませんか?利用者に対して、優しく接していますか?スタッフがお互いを、利用者を、大切にしているか垣間見ることができるかもしれません。
即日採用は落とし穴
簡単な質問を少しされただけで採用された、なんていう経験はありませんか?そういった施設は、とにかく人手不足で、「誰でもいいから来てほしい」という状態の可能性があります。「即日採用=全てブラック施設」というわけではありませんので、即日採用された場合は、面接の内容やその他の状況を合わせて考えるといいですね。
働き出したら、詳しくチェック!
働き出したら、その施設がブラック企業かどうか、細かいところまでチェックしてみてください。
残業は?有給休暇は?
サービス残業が常態化していませんか?サービス残業は違法です。「30分未満の残業時間は切り捨て」なんて、よくあることのようですが、実はこれも違法なんですよ。また、有給休暇の申請を理由次第で却下するのも違法になります。ただ、別の日でも可能かを確認するために取得理由を尋ねること自体は問題ありませんので、混同しないように気を付けてくださいね。
参考:残業代が支給されてない理由は?介護職でサービス残業が多いワケと対処方法
当日欠勤
「当日欠勤をする場合は代理人を見つける、見つからなければ出勤しなければならない」という施設もあるようです。当日欠勤は避けるべきですが、その補充は労働者の義務ではありませんよ。このような施設では、やむを得ず当日欠勤をする場合でも、大変な思いをすることになります。
参考:その職場ルールは労働基準法違反かも!介護士の欠勤・休暇のきまりをチェック
利用者について
利用者の人数が、施設基準を上回っている施設があります。介護職員の水増しや免許借りでできる不正行為なので、意外と多くの施設で行われているようです。こんな違法性の高い職場は、避けたいですね。利用者からの暴力やセクハラに対して対策を講じていない施設も少なくありません。「認知症だから」「我慢して」と言われるような職場もあります。
参考:どう対策をとればいい?利用者から介護士への暴力や暴言の対応方法
ブラック施設を避けるために
事前にこういった知識を持つことで、ブラック施設に転職してしまうリスクは確実に下がります。ただ、やはり、実際に働き始めてみないとわからないことも多いのが実態です。きちんとした施設を自分で探すのが難しい、自信がない、という場合には、介護職専門の転職サイトを活用するのもいいかもしれません。ブラック施設を見分けて、きちんとした施設に転職したいですね。