介護職の退職金相場や平均はどれくらい？UPさせたいなら転職もおすすめ

介護職のマネー事情として、お給料やボーナスと共に気になるのは退職金、という方も多いでしょう。今回は、介護業界における退職金の相場や平均額について、また転職する際の注意ポイントなどについてご紹介していきたいと思います。

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現在の職場の退職金制度は？

まず始めに、現在の職場に退職金規定が設けられているか確認してみましょう。

就業規則をチェック！

そもそも、退職金については法令などで支払いを行う義務はなく、事業所を運営する各法人の定めた就業規則に応じて支給されているものとなります。そのため正職員だからといって、必ずしも退職金の支給があるとは限らないのです。

退職金の有無について調べたい方は、自身の職場の就業規則に目を通していただくことをおすすめします。

法人の種類によって傾向が…

退職金のシステムに関しては、法人の種類によって傾向が異なるようです。自身の勤める法人について、確認してみましょう。

医療法人

母体に医療機関を持つことが多い医療法人では、母体同様の退職金規定を採用し、支給を行うケースがほとんどとなるでしょう。ただしこれは正職員に限り、パート勤務や非正規雇用の場合は、支給が行われないこともあります。

社会福祉法人

各社会福祉法人が加入する「退職手当共済制度」の採用が一般的となっており、その制度に応じた退職金が支給されます。また正職員だけではなく、条件によってはパート職員にも支給が可能となっています。

その他法人（株式会社など）

法人独自の就業規則、そして退職金規定であることが多く、他の法人より高額の場合もあれば、全く設けられていないケースもあります。他業種同様、ばらつきがあるので注意が必要です。

退職金の相場はどの位？

介護職における退職金の相場は、一般的に「勤続年数×10万円」といわれています。

その計算式を基準に、勤務先の退職金規定に記載された支給率に応じて計算、比較してみます。これによって、自身の貰える退職金が平均より多いか、少ないか確認することが可能です。

また、先程紹介した「退職手当共済制度」を運営する「独立行政法人　福祉医療機構」のホームページにて、退職手当金のシミュレーションを行うことができます。社会福祉法人に勤務の方は、こちらを試してみるとよいでしょう。

転職することになったら

今お勤めの事業所には退職金の支給がない、又は支給額が少ないという場合は、他の事業所への転職を検討してみてもよいでしょう。転職を考える際、退職金についてのチェックポイントは以下のとおりです。

求人欄を細かくチェック

まずは、求人サイトなどの募集欄にて、待遇や給与の項目に退職金に関する記載があるかどうか確認してみましょう。「退職金」のワードや、どの共済会に加入しているか、などの記載があれば、この事業所では退職金の支給が行われている、ということになります。

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求人サイトのコンサルタントに調べてもらおう

介護専門の求人サイトでは、登録を行うと専属のコンサルタントによるサービスを受けることが可能となります。このコンサルタントは、非公開求人の紹介をはじめ、履歴書の記入方法や面接時のアドバイス、また募集施設についての情報など、幅広い相談に対応しています。そのため退職金に関しても是非リサーチを依頼し、可能な限りの情報を得ておくとよいでしょう。

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まとめ

介護職においての退職金については、他の業種と同様に就業規則に応じた支給となるため、事業所によって支給の有無や支給額も異なる、ということがお分かりいただけたかと思います。

また、パート職員についても事業所によりルールが異なるため、支給を受けられるケースがある、ということも頭に入れておきましょう。
正職員・パート職員問わず転職を考えた際は、求人サイトのコンサルタントに相談してみることをおすすめします。