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2016年10月03日

バイタルチェックの正しい手順は?介護士が行うときの方法や注意点まとめ

バイタルチェック

バイタルチェックとは、バイタルサインについて見極める為のチェックです。具体的に言うと、「意識」や「体温」、「呼吸」、「脈拍」、「血圧」などを計測することです。これによって、相手が元気であるかどうかを確認することができます。相手の日頃の状態をよく把握しておくことが必要。それと比べてどうであるか見ます。バイタルチェックは体に不調を訴えている方だけでなく、健康状態が良い方に対しても必要なことです。

高齢者は、突然体調が変る場合もありますので、日頃から注意深く見ていることが必要です。その体調の変化が病気などに繋がることも多いからです。バイタルチェックは基本ですから、しっかりと行なうようにしたいものです。

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バイタルチェック(意識の確認と体温測定)

バイタルチェックは、施設によっても行う頻度が異なっているようです。毎朝行う所もありますし、朝夕に行っている所もあります。まずは、意識の確認を行ってください。いつものように声をかけてみて、いつもと変らず同じようにスムーズに会話ができるようでしたら、意識については問題はありません。

体温測定は、毎回同じ時間、同じ条件の元で行うようにしてください。体温を測るのは、運動したり食事をした場合、それから30分以上経ってから行うようにしましょう。運動したり食べてすぐは、体温が高めに測定されることがあります。体温計は、前下から上方へ向けて腋窩の最深部に当たるように差し込みます。また、汗をかいている時はしっかりと汗を拭きとってから。寒いと感じている時は、落ち着いてから測定するようにしてください。側臥位であれば、上方で測定し、麻痺がある場合は、麻痺の無い方で測定するようにします。

発熱が見られる場合は、風邪を引いていたり、病気になっていることが考えられます。注意したいのは、仮に体温がそれほど高くない場合でも、体調が悪くなっている場合があることです。体温を測定する際には、それだけをチェックするのではなく、全身を見てから判断するようにしましょう。また、目が充血していたり、嘔吐や頭痛、筋肉痛、悪寒などが見られる時も体温チェックが必要です。また、体が熱かったり顔が赤い時もすぐに体温を測るようにしてください。体温を測定することで、早めに異変に気付いたり病気に気付いたりすることができます。

バイタルチェック(呼吸、脈拍、血圧チェック)

まずは、呼吸状態にいつもと異なることがないかを見ます。次に、一分間胸郭の動きを見ながら呼吸状態やリズム、呼吸数を数えます。呼吸音や聴診音の異常、痰、咳が無いかなど、異常の有無について確認してください。また、本人が呼吸について異常を訴える時は、どういう時にそれが起こるのかを聞いてください。

脈拍を測定する時は、リラックスしている時にします。運動した後や入浴後、発熱している時は脈拍が速くなる傾向がありますので、30分以上経ってから行うようにしてください。脈拍数と脈拍の強さ、リズム、緊張度、不整脈についてチェック。測定する時は、人差し指、中指、薬指を動脈に当てて、1分間測定するか、15秒測定して4倍にする方法でも良いでしょう。但し、不整脈がない場合です。いつもよりも脈拍が速い時は、脱水を起こしている可能性もありますので注意が必要です。

寝たきりの高齢者の血圧を測る時は、特に注意が必要になります。すぐに起こしてしまうと、体調が悪くなってしまうことがあるので、看護師に測定してもらうようにしましょう。また、通常よりも血圧が高かったり低かったりする時は、便秘や寝不足なども考えられます。心筋梗塞や脳卒中なども考えられますので、注意が必要。薬を飲んでいる方は、飲み忘れていないかチェックしてください。

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